遠藤印刷 代表の遠藤です。工学系大学院の機械工学専攻で修士課程を修了後、大手ゼネコンでの施工管理経験を活かした徹底的な品質・工程と工数管理を強みとしています。運営に必要だと感じ、3年前に日商簿記2級を取得しました。
 組織として創業55年の現場力を活かし、お客様の印刷業務における効率化とコスト最適化の支援に日々邁進しております。

 本記事は、パワポでも「冊子」は作れる!

パワーポイントのスライドやパンフレット、企画書などの「冊子(さっし)」は、じつはパワーポイントでもデザインして印刷可能です。
まとめるときによく使われる綴じ方(とじかた)は、「無線綴じ(むせんとじ)」「中綴じ(なかとじ)」と「平綴じ(ひらとじ)」の3つです。

平綴じ:左側をホチキスなどでパチンととめる方法。配布用

無線綴じ:印刷物の背にノリを塗布し、表紙でくるむ方法。高級感

中綴じ:用紙を半分に折って、真ん中にホチキスなどでとめる方法。一般的

ページサイズの調整

 パワーポイントの初期設定は、印刷用のサイズより小さいです。
まず初めに、使いたい用紙のサイズに合わせて、ページのサイズを調整しましょう。
さらに、用紙の端まで色をつける「フチありデザイン」をしたいときは、上下左右に**3mmの余白(塗りたし)**をプラスすると安心です。
困ったときは下記の表を参考にしてください。

【印刷用】塗り足し込み設定サイズ一覧表

※上下左右に3mmずつの「塗り足し(計+6mm)」を加えた数値です。

規格名称 仕上がりサイズ (mm) Photoshop設定サイズ (mm)
A4 297 × 210 303 × 216
A5 210 × 148 216 × 154
B5 257 × 182 263 × 188
はがき (ポストカード) 148 × 100 154 × 106
名刺 (標準) 91 × 55 97 × 61

パワーポイントの設定方法

1.「デザイン」タブ →「スライドのサイズ」→「ユーザー設定のスライドのサイズ」

    2.幅と高さを希望サイズに変更

    3.    PDFで保存後にサイズが意図している確認 

     後に、レイアウトが崩れる要因になるので初めに設定サイズを確認しましょう。
     初めからレイアウト調整を強いられることになります。

    PDFに変換してから印刷

     印刷するときは、パワポのままではなくPDF形式に変換するのがベスト。
    PDFなら、他のパソコンで開いてもレイアウトが崩れにくいから安心です。

    色が変わるかも?RGBとCMYKの違い

     パワーポイントの色は「RGB」で作られているので、印刷すると少しくすんだり、イメージと違って見えることがあります。
    印刷では「CMYK」という別の色のルールが使われているからなんです。
    もし、鮮やかな色を正確に印刷したいなら、IllustratorなどのCMYK対応ソフトを検討します
    【CMYKの関連記事】

    冊子作成のページ数は「4の倍数」が基本

     中綴じや無線綴じの場合は、規格の都合上でページの合計を4の倍数にする必要があります。
    1ページ足りないときは、「メモページ」や「あとがき」をつけて調整すると見栄えが良くなります。

    まとめ

     まとめ

    • パワーポイントでも冊子が作れる!
    • ページサイズや余白はしっかり設定
    • 色の違いや見開きのズレに注意
    • PDFに変換して印刷

     自宅プリンターで印刷する場合は、「両面印刷」や「割り付け印刷」も使ってみてください。
    成果物としてお客様へ納品する資料として作成する場合は印刷会社へ依頼しましょう。
    出来栄えが違い、相手方へ与える印象が変わってきます。
    弊社ではパワーポイント・ワードから印刷も承っています。

    Q&A

    よくある質問 Q&A

    デザインソフト不要!パワーポイントだけでできる冊子印刷の始め方

    本当にパワーポイントだけで冊子印刷はできますか?

    はい、基本的な冊子であれば対応可能です。 文字入力、写真配置、図形作成、ページごとのレイアウト調整まで行えます。初めて冊子を作る方にとっては、操作に慣れている点が大きな利点です。

    スライドサイズはいつ決めればよいですか?

    最初に決めるのが基本です。 A4仕上がりなのか、A5仕上がりなのかで、作成するページサイズが変わります。途中でサイズを変更すると、文字や画像の位置が崩れやすくなります。

    A4用紙を二つ折りにする冊子は、どう作ればよいですか?

    仕上がりサイズ基準で1ページずつ作る方法がわかりやすいです。 たとえばA4用紙を二つ折りしてA5冊子にする場合は、A5サイズのページを順番に作成します。面付けは印刷時または印刷会社側で調整することが一般的です。

    中綴じや無線綴じでは、ページ数に決まりがありますか?

    はい、合計ページ数は4の倍数で考えるのが基本です。 冊子は1枚の紙の表裏で4ページ分を構成するためです。1ページ足りない場合は、メモページやあとがき、奥付などを追加すると見た目も自然に整います。

    画像はそのまま貼っても問題ありませんか?

    画面で見えていても、印刷では粗く見える場合があります。 特に小さい画像を大きく引き伸ばすと、仕上がりで劣化が目立ちます。できるだけ元画像が鮮明なものを使うほうが安全です。

    入稿はパワーポイントのままで大丈夫ですか?

    印刷会社によりますが、PDFにして入稿するほうが一般的です。 パワーポイントのままだと、別環境でフォント置換やレイアウト崩れが起こることがあります。PDF化して最終確認してから渡すと安定しやすくなります。

    初めてなら何ページくらいから始めるのがよいですか?

    8ページまたは12ページ程度から始めると進めやすいです。 ページ数が少ないほど構成確認や修正の負担を抑えられます。まずは作り切れる分量で試し、慣れてからページ数を増やすほうが失敗しにくいです。

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    この記事を書いた人

    代表取締役 遠藤豊明

    新卒で大手ゼネコンに入社し、トンネル工事の施工管理を中心に建設プロジェクトに携わる。
    工程・品質・安全管理や関係各所との調整業務を通じて、現場での進行管理を経験。
     その後、大手印刷会社にてITインフラ部門に所属し、社内IT基盤の運用・管理や業務システムの安定稼働を支える業務、拠点拡張プロジェクトに従事。
     営業活動を通じてお客様の課題解決を提案したいと思い、不動産賃貸仲介業務に勤務し、法人・個人双方の顧客対応や契約業務を通じて、現場目線での課題解決や調整業務に従事した後、有限会社遠藤印刷へ入社。