なぜCMYK変換が必要?RGBとの違いや変換方法をやさしく解説
パソコンと印刷で「色の作り方」が違う?
パソコンで見る画像と、印刷したときの色が「なんか違う…」と感じたことはありませんか?
それは、パソコンと印刷では色を表現する仕組みが違うからなんです。
この記事では、パソコンで使われる「RGB」と、印刷で使う「CMYK」の違いついて、初心者の方にもわかりやすく解説します!
各印刷会社様によって違いがあることもありますので、ご参考としてご覧ください。
目次
- RGBとCMYKってなに?
- なぜ印刷はCMYKじゃないとダメなの?
- RGBのまま印刷したらどうなるの?
- RGBからCMYKに変える方法(やさしく解説)
- 変換前にプレビューでチェックしよう
- まとめ
1. RGBとCMYKってなに?
■RGBとは
RGBは「赤(Red)・緑(Green)・青(Blue)」の光を混ぜて色を作る方法です。
テレビ、スマホ、パソコンなど、画面で見るものはこのRGBで色を表示しています。
■CMYKとは
CMYKは「シアン(青っぽい色)・マゼンタ(ピンクっぽい色)・イエロー(黄色)・ブラック(黒)」のインクを混ぜて色を作ります。
印刷物ではこのCMYKを使って色を表現します。

RGB CMYK
2. なぜ印刷はCMYKじゃないとダメなの?
■光とインクでは、色の出し方が違う
パソコンやスマホは光で色を見せていますが、印刷はインクを使うので、同じ色でも見え方が変わってしまいます。
RGBのまま印刷すると、画面ではキレイに見えても、印刷するとくすんだ色になってしまうことがあるんです。
■CMYKでは出せない色もある
RGBでは出せるけど、CMYKでは出せない色もあります。
たとえば「蛍光色」「金・銀のようなキラキラした色」「淡いパステルカラー」などは、CMYKではうまく出ません。
3. RGBのまま印刷したらどうなるの?
■思っていたよりくすんで見える
RGBで作ったデータをそのまま印刷すると、鮮やかだった色が地味になってしまうことがあります。
だから、印刷前にCMYKに変えて、色味を調整することが大切なんです。
■特別なインクを使えばキレイに印刷できることも
「特色インク」という特別なインクを使えば、鮮やかな色やメタリックな色も印刷できます。ただし、費用が高くなったり、印刷会社によっては対応していない場合もあります。
4. RGBからCMYKに変える方法(やさしく解説)
■Photoshopを使う場合
- まずは画像の彩度を少し上げましょう
(変換すると色が暗くなりがちなので、少し明るくしておくのがおすすめ)
- 上のメニューから「イメージ」→「色調補正」→「色相・彩度」
- 「彩度」をお好みに設定
- 次にCMYKに変換します
- 「イメージ」→「モード」→「CMYKカラー」をクリック
- これでCMYKに変換されます!
■Illustratorを使う場合
Illustratorでは、最初からCMYKモードで作るのがおすすめです。
- 「ファイル」→「ドキュメントのカラーモード」→「CMYKカラー」にチェックを入れておけばOKです。
■WordやPowerPointなどのOfficeソフトの場合
WordやPowerPointでは、CMYKに変えることができません。
印刷するには、一度PDFに変換してから入稿します。
ただし、PDFはRGBのままなので、印刷すると色が変わることもあります。最初から落ち着いた色で作ると、印刷後のギャップが少なくて済みますよ。
5. CMYKに変える前に「プレビュー」で確認しよう
Photoshopでは、CMYKに変換する前に印刷後の色味を「プレビュー」で見ることができます。
- 「表示」→「校正設定」→「作業用CMYK」にチェック
- 「表示」→「色の校正」をクリック
この操作をすると、印刷されたときの色味を画面で確認できるので安心です。
また、変換前のデータは残しておいて、コピーを使ってCMYKに変換すると失敗しても安心です。
6. まとめ
印刷するデータは、RGBからCMYKに変換することで、色のズレやくすみを防ぐことができます。
せっかく作ったデザインが「なんかイメージと違う…」とならないように、印刷前にCMYKへの変換と色味チェックを忘れずに!